活動報告

令和2年度報告一覧

2020/03/30


実践プラン1「2万年の歩みを刻む南山形を知る・楽しむ」活動
実践プラン2「南山形地区ガイドマップ」作成

第3回 羽州街道コース

 9月28日(土)、今年度第3回目の野外ミュージアム南山形周遊バスツアーを実施しました。「自然・茂吉コース」、「いにしえの郷コース」に続き、今回は「羽州街道コース」を巡りました。今回の参加者はリピーターの方が半数以上いらっしゃったため、須川の埋没林ではビギナーコースとアドバンスコースに分かれて、ガイドを進めました。今回の昼食では、初の試みとして、南山形コミュニティーセンターにてDVD鑑賞会及び芋煮会を実施しました(DVD鑑賞会の様子は次ページに掲載)。芋煮は与右エ門亭さんにご協力いただきました。美味しい芋煮を食べて会話も弾み、心もお腹もいっぱいに満たされました。午後は、渡辺久右エ門家にて貴重なお宝を拝見させていただき、最後は、バス車内でガイドを聞きながら、昔の風景を思い浮かべつつ羽州街道を巡りました。

 次年度も楽しんでいただけるバスツアーとなるよう、計画しておりますので今後ともどうぞよろく願い致します。

南山形小学校との連携

 9月26日(木)、南山形小学校の「総合的な学習時間」として「南山形地区の歴史的遺産に触れながら地区の魅力を再発見する学習」に協力しました。対象児童は6年生55名、4コースから希望するコースについて事前学習した内容をもとに現地での学習を深めていました。協力者は、地域ガイド4名(①津金沢・上谷柏方面:高瀬紘一氏、➁柏木山・黒沢方面:三宅寛氏、③片谷地・下谷柏方面:横沢誠一氏、④長谷堂方面:佐藤廣志氏)と子ども教育学科の付き添いボランティア学生6名でした 。地域の方と大学、小学生が交流し学び合う貴重な機会となりました。

 ボランティア学生からの感想では、「新たに山形の魅力に気づかされた」「自分達の住む地域 の歴史や宝を守り愛着を覚えることで郷土愛が育まれることを学んだ」「自分の足で歩き目で見て心で感じたことは故郷を誇りに思う気持ちに繋がる」「地域とつながる活動に参加でき有意義な時間になった」など子ども達の学びをサポートすることで教育者しての学びを得る機会となったようです。

2020/03/30


実践プラン1・2とのコラボレーション企画!


 実践プラン1・2の第3回バスツアーと合わせて、南山形探訪DVD鑑賞会を実施しまた。 南山形コミュニティーセンタにて、昼食前にガイドによる補足もいただきながら、参加者全員で興味深く鑑賞しまた。バスツアーだけは知ることのできなかった、詳しい歴史や文化の解説もあり、南山形についてよく深く学ぶことのできる良い機会となりました。

 次年度も、作成した DVDをより多くの方々に見ていただけるよう、鑑賞の場を考えていきたいと思っております。本学HPや YouTubeでもご覧になれますので、どうぞお気軽にご覧下さい

第3回講座「⾼瀬助次郎著-百姓⽣活百年記巻弐- 発刊に寄せて」


 今年度は3回の講座を実施しました。⾼瀬助次郎さんをテーマとするのはこの講座で2回⽬でした。前回は、農業者としての⼟地改良事業の先駆者、考古・郷⼟史研究者、そして近代農⺠⽣活・暮らしの考察者を語るシンポジウム、「百姓⽣活百年記」巻壱発刊を受けての講座でした。「南⼭形⾵⼟記」や「南⼭形物語」を系譜とする著作経緯や⺠俗研究としての評価などその輪郭を辿り、その詳細に記録された⾝近な内容に驚かされました。


 そして、今回は、前回に続き⼭形県⽴博物館友の会副会⻑である市村幸夫さんより、巻弐に記された明治末期から⼤正・昭和にかけた内容を中⼼に、他地⽅に残る写真・記述スライドによる⽐較を交え、その時代に⽣きた著者の視点を評論・解説していただきました。この本の特徴は、「⽣きた⽂明・庶⺠史」として、学校、鉄道、道路、電気、乗り物、戦争、農作物⽣産の道具、そして⼤⽕や震災までを農⺠の⽬で、こと細かに「百姓の⼼」を書き残しているところです。


 ⼀つ⼀つの項⽬に溢れる農業と郷⼟への誇り・思いは、次世代へ引き継ぐ「⼭形の宝」であり、刊⾏に携わった⽅々に感謝するともに、より多くの⽅にこの著作に触れていただきたいと思います。


 また、次年度も南⼭形に眠る貴重なお宝の再発⾒や保存に向けて有意義な会となるよう計画しているところです。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2020/03/27

「⾕柏⽥植踊」全4演⽬復活!!

 今年度は第4期⽣である学⽣と地域在住の⽅々の合計24名のメンバーで各種公演に参加しました。⾕柏⽥植踊の演⽬はビデオに残されていたのが4演⽬のみでした。1期⽣から毎年1演⽬を習得していき、4年⽬の今年で4演⽬すべてを演じることができたのは⼤いなる成果でした。


●2019年度メンバー

[東北⽂教⼤⽣11名]

 ○中太⿎:遠藤諒夏

 ○源内棒:渋江颯太・村⼭ 卓

 ○早⼄⼥:菅井梨帆・⼟⽥有紗・恒儀⽇菜・中島愛美・三浦麗奈・森⾕ 愛

 ○陰太⿎:笹原捺希・⿃前拓也

[地域在住者13名]

 ○唄:伊藤哲雄・⽯井慶市・丹野裕志・⾼瀬勲・福井隆夫

 ○笛:情野卯エ⾨

 ○鉦:⾦沢英雄

 ○⼝上:枝松昭雄・横沢正⺒

 ○寄せ太⿎:東海林明美・中村京⼦・渡辺千⽮⼦・渡辺正江

< 2019年度出演実績 >

●3⽉16⽇(⼟) ⼭形市⺠俗芸能⼤会⼭形市⺠会館⼩ホール(※前年度であるが、今年度4期⽣出演)

<10⽉12⽇(⽇)「東北⽂教祭」は台⾵のため急遽中⽌>

●10⽉27⽇(⽇) 午前︓北海道・東北ブロック⺠俗芸能⼤会県⺠会館⼤ホール

●10⽉27⽇(⽇) 午後︓南⼭形地区⽂化祭南⼭形コミュニティーセンター

●11⽉23⽇(⼟) 最上地区⺠俗芸能フェスティバル新庄市駅舎「ゆめりあ」

●12⽉7⽇(⼟) 特別養護⽼⼈ホーム「きらめきの⾥」慰問公演天童市