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2018/10/23

実践プラン4 南山形地区再発見の「講座」開設

| by kanri1
直木賞受賞作家 高橋義夫氏 による講座を行いました

 この講座も3年目となり、第9回の講座となります。今回は、南山形とゆかりのある人物を探るシリーズの第一弾として、山形支在住で「狼奉行」で直木賞を受賞した小説家高橋義夫氏をお招きし、小説家渡辺黙禅の業績、交友録などについてお話しいただきました。文筆活動を同じ生業とする視点を含め、明治・大正時代に一世を風靡した流行作家の生涯と人物像を解き明かしてくださいました。
 「奥羽日報」を創刊し、大衆小説の先駆者として明治から昭和にかけて「不平鬼」「女ざむらひ」等を発表した渡辺黙禅は、黒沢の俳句、書画、日本画を嗜む家系譜に生まれ、現早稲田大学在籍の学生作家として華々しくデビューし、明治30年代には流行作家となり一時は青山の私邸に4、5人の書生を抱えました。しかし、関東大震災を契機として、貸本出版作家だったこともあり時の世相から忘れられたということです。これを機に、美空ひばり主演映画の原作本や山形新聞に連載した駒姫を題材とする小説等をはじめとする単行本123冊に直に触れ、一時代を画した流行作家の活躍を辿りたいものです。
 シリーズ第一弾となったこの講座は、歴史という時の流れの中に眠るあらゆる分野で業績をあげた山形ゆかり人物を発掘することへの面白さを感じるものとなりました。

16:48 | 実践プラン4