活動報告

報告一覧 >> 記事詳細

2019/04/15

実践プラン4 南山形地区再発見の「講座」開設

| by kanri1
第3回講座シンポジウム「氷河期の埋没林をいかに保存するか」PART2

 埋没林保存に向けた2回目のシンポジウムは、3名のシンポジストの話はきわめて専門的ではありましたが、わかりやすく、参会者の心を惹きつけ、理解を高める上で大変有意義な内容でした。
 山野井徹名誉教授は、須川の埋没林の出現は、いくつかの限られた好条件が重なって発見されたとても貴重なものであること。そこから数多くの歴史的情報が得られること、そして河川の浸食により、刻々と減少する不安定な状況を憂慮し、保存活動が緊急の課題であることを説明してくださいました。
 長澤一雄教諭は、地質学、考古学を専門とする元学芸員という立場から、当埋没林は自然系標本で記念物に分類され、科学的意義が高いこと。指定を受けて保存されるまでの手順や関連法令等について自らの鯨類化石の発掘、保存の経験から教えてくださいました。
 平塚幸人学芸室長は、仙台富澤遺跡における出土木の現物を持参し、内部の状態の説明と3つの具体的な保存処理方法、そして保存目的について説明してくださいました。また、現代技術を駆使して、バーチャルリアリティーの手法や3Dプリンターを使った模型の製作等、人々が見に行きたいという思いを醸成する方法等についてもご提案くださいました。
 須藤善友座長は、講座のまとめとして、熱心な参会者からの質問や意見を受け「保存活動に向けた検討委員会の設置」を提案、その意義ある新たな一歩を参加者で確認し、講座を終えました。

15:02 | 実践プラン4